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熊谷 峻
Shun Kumagai | Japan|Glass
1983年 秋田県生まれ。2006年 秋田でガラスを学ぶ。2012-2016年 富山ガラス工房所属。2017年 秋田に戻り制作を行う。ガラス鋳造の技法を展開させ、主に器や像を制作。熊谷峻の作品は、蝋で作った形を石膏型に起こし、そこにガラスを溶かし入れる鋳造という手法で製作される。1000℃の窯の中で起こるガラスの対流や変化は陶芸の窯変のようなもので、コントロールできない想定外の部分に依るものがある。厚く流し込まれたガラスは光を溜めて、表面に焼き付けられた土や流し込まれた金属と重なりながら複雑な景色を作り出し、その姿は古代ガラスや廃墟を想わせると同時に、新たな光や希望を湛えている。GALLERY crossingでの主な個展:2019年「祈りの痕跡」、2020年「Vessels Brimming with Light. 光を湛える壺」。