Takayuki Watanabe Nohara 2020
アーティスト:渡辺 隆之
素材:イヌフグリ(Grey Field speedwell/Flower)
サイズ:35 × 35 mm(フレームサイズ 94 × 33 ×92 mm)
アクリル額装済み
商品番号:TWN1
2020年、GALLERY crossingで開催された個展「Earth collection 2020」への出展作品より。
静岡県・伊豆の山中に暮らし、「やきもの」をしながら暮らす陶芸家・渡辺隆之による、アースコレクション 2020。「かけら」「のはら」「くぼみ」と名付けられたこれらは全て、地球の一部を採取し、再構築することによって作られている。
2020年6月GALLERY crossingにて展示
RECOMMENDED COLLECTION
渡辺隆之 アースコレクション2020
Takayuki Watanabe "Earth collection 2020" | Collection from exhibition in GALLERY crossing
陶芸家・渡辺隆之による、アースコレクション 2020。これらは全て、地球の一部を採取し、再構築することによって作られている。崩れ落ちた土の欠片を拾い上げ、形の脈に沿ってナイフを当て、それを焼成した「かけら」。土を再び石に還元したようなその姿からは「やきもの」という行為にある、本質的な美しさを感じずにはいられない。植物を素材とした「のはら」には、土から生まれた生命のエネルギーが凝縮されている。いつか朽ちて土に還るであろうこの作品は、土から伸びる草花が姿を変え、いくつかの過程を経て再び土に戻る途中の姿をとどめたもの。灰のくぼみに泥を流し入れ、その上に薪をくべて野焼きした「くぼみ」。受け止める形は器のメタファーでもあり、やきものの原点に立ち戻るような感覚があるだろう。